宝塚歌劇花組 The Fascination!変わり燕尾を作ってみる-2

衣装

続きです

花組TheFascinationデザイン画
花組TheFascinationデザイン画

デザイン画(平絵)が出来たので型紙の作製をします

変わり燕尾の型紙を作ってみる

上側の身頃のパターンは有型をアレンジしました

変わり燕尾部分を作っていきます!!

花組TheFascination燕尾製図
花組TheFascination燕尾製図

1.燕尾のふちに付くフリルをデザインに合わせて描き入れます

2.そのフリル布にフレアを入れたい位置に線を描きます

花組TheFascination燕尾製図2
花組TheFascination燕尾製図2

左右デザインが違うのでそれぞれ作製します

花組TheFascination燕尾製図3
花組TheFascination燕尾製図3

3.フレア線で必要な分量を展開します

花組TheFascination燕尾製図4
花組TheFascination燕尾製図4

4.フリル布端はきれいなカーブで繋ぎます(ガタガタしない)

 フレアの起点はカクカクしたままでOK!この位置でフレアが綺麗に落ちます。

 大事なポイント です

花組TheFascination燕尾製図5
花組TheFascination燕尾製図5

身頃・袖・衿(身頃続き)、形を見るのに必要最小限の型紙が出来ました

実際は、裏地・見返し・ポケット布、、、、、等々

小さな物含めると30パーツ以上になるかもしれません

衿のプリーツも今回は取りません

お衿は後ろ中心で縫い合わせます

型紙が出来たので

これから縫ってみたいと思います

うまく出来るかな???

お楽しみに~

男役のジャケットについて

男役のジャケットの肩幅設定すごいですよね?

実際の肩よりどれだけ広いのか? 

昔の映像を観ると笑えるのもあります

衣装合わせはどうしてるのかな?

男役のジャケットは体に合わせるのではなく、

本人に合う肩幅の設定と着丈でカッコよく作る(袖丈も合わせる)

ジャケットをカッコいいバランスで作る

のではないかと思います

本人は凹凸を出来る限り無くして平面な体を作るのだと

まっすぐな肩線・直線的な体格はジャケットが似合います

普通は体型補正などはしないので、

着用しても変形しないようにジャケット自体に工夫しています

普通の背広でも色々な芯地・肩パットが使われています

紳士服の場合は芯地の役目は重要です

毛芯と言われる

うすいプロテクターのようになっている物を使うこともあります

衿・袖、縫製も全て大変だけど、一番好きなアイテムです

宝塚歌劇はカッコいい衣装をカッコよく

着こなす

センスの見せ所ですね

いつもみんなを見てます

縫製に続きます

最後までご覧いただきありがとうございます

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